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感じの悪い医師に当たったら不安の連続

ねぇレッサー、O先生転属だって



え、あの優しい先生が?よりによって今?



そう。で、新しいチームが来たんだけど…ちょっと不安
カピーは眉をひそめる。



一人の先生ね、私が質問したら“クスッ”って笑ったのよ。あれ何?人の不安がそんなに面白い?



そ、それは…たぶん愛想笑いだろ



愛想ゼロだったけどね。むしろ失笑
さらにカピーの声は低くなる。



極めつけは機械の操作。ピッて押したら“あれ、動かない”とか言ってたの。初歩ミス連発。私、命預けるんだけど?



「……」
レッサーは一瞬黙り、そして拳を握る。



これは確認せねば。詳しく説明を──



はい出ました。納得いくまでスタッフ問い詰めモード



いや、これは大事なことだ。責任感だ!



違う。めんどくさい父さんだよ
カピーはベッドの上でため息。



ねぇ、幽霊より怖いわ。新しい先生の“クスッ”とあなたの長話。どっちもじわじわ効いてくる



おい、比べるな。俺は君を守ろうとしてるんだぞ



うん、わかってる。…でもね、守られる前に疲れ果てそう
病室に不安と失笑と、夫婦の皮肉まじりの笑いが混ざり合う。入院生活は、ブラックユーモア抜きにはやっていけそうにない。
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