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差額ベッドを希望していないのに払う必要ある?

「切迫早産なので4ヶ月入院です」
医師の一言で、私とレッサーの時間は止まった。
……いや止まったのは私だけで、レッサーはすぐさま事務室へ直行。



先生、うち4ヶ月も差額ベッド代払えるほど裕福じゃないんです!
カウンター越しに叫ぶ姿は、もはやコーヒー片手の革命家。
「いやいや、革命はいいから…」と私が苦笑する間にも、レッサーは続ける。



僕が入院しましょうか? コーヒー飲みすぎでお腹壊すの早いですし!
看護師さんが笑いをこらえて肩を震わせていた。
結局、病院のルールは変わらない。それでも、カウンセラーさんは優しく寄り添い、看護師さんは「ご主人頼もしいですね」と声をかけてくれる。
私の心に渦巻いていた「お金と命の天秤」という重たいテーマが、少しだけ軽くなった気がした。
病室に戻ると、レッサーが真顔で言う。



4ヶ月…俺のコーヒー代の方が高くつくかも



……だったら入院費と相殺してくれない?



ぐっ! そのツッコミは効くな…
そうやって笑っているうちに、不安の涙が少し乾いていく。
私たち夫婦の4ヶ月入院物語は、どうやら「闘病記」じゃなくて「夫婦漫才エッセイ」になりそうだった。
前触れもなく、4ヶ月入院が決まった日・・・
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