
我が家、妻40歳・旦那57歳。
体力は右肩下がり、気力は休日に寝て充電するスタイル。
そんな年の差夫婦が育児用品で唯一誓ったのは、
カピー失敗だけは避けよう
――だったはずなのに、見事に抱っこ紐選びで盛大に転んだ。 ネットで高評価の抱っこ紐を見つけたとき、私たちは完全に浮かれていた。



評価高いよ!買って良かったって書いてある!



高いけど、まぁ安全には代えられないよね〜
届いた瞬間の静寂。
広げた抱っこ紐を前に、夫婦フリーズ。



……これ、どこが上?



上下よりも、表裏の概念が消えたぞ?
説明書は専門用語オンパレード。
“スリット”“クロスストラップ”“マルチポジション”。
いや、こっちはただ子ども抱っこしたいだけなんだよ。
なんで操縦マニュアルみたいになってんの。
汗だくで格闘する横で、子どもだけが冷静。



パパとママ、不器用なの?
という目。
違うんだ。
抱っこ紐がIQ130くらい要求してきてるだけなんだ。
ようやく装着して外に出たら、即、肩が死んだ。
腰も沈黙。
ベルトは勝手にねじれて反抗期。
妻ブチギレ。



これ散歩じゃなくて罰ゲームだよね!?
むしろ家に帰りたい!!
旦那も絶望。



口コミ書いた人全員プロアスリートなの?
そんなある日、ネット検索で出会った格安抱っこ紐。
地味。でも触った瞬間、笑顔がこぼれた。



これ……説明書読まなくても使えるやつだ
もう即買い。 家に帰って試したら――



あれ? もう抱っこできてる!



軽い!わかりやすい!ストレスゼロ!!
妻のテンション急上昇。



散歩行こ!今日2回は行こ!
旦那も復活。



これぞ抱っこ紐のあるべき姿……
結論
高い=正義 は幻想。
口コミは半分信じて半分疑うべし。
特に自社サイトの★満点は信用したら死ぬ。
高級抱っこ紐は今、タンスの奥で静かに眠っています。
起こす予定はない。
育児グッズ選びを失敗するとこうなる




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